西原理恵子女史
多分いないと思うんだが。
女史は変わった漫画家で、無頼派であり叙情派でもある。
金に汚く、でも情に厚い。
彼女が叙情派として描くのは貧しい漁村であったり、そんなところで暮らすろくでもない男だったり娼婦だったりする。
そしてそれが西原女史の人生観でもある。
【叙情派作品】

無頼派としては、ほとんどがエッセイ。
世界中を旅して回ったり、色んなことをやってきて、その出来事を(基本的に)描く。
要するに「自分漫画」ね。
作風がさくらももこに似てると言われて凹んだ人でもあるが、『ちびまる子ちゃん』はほのぼの系フィクションで一般ウケする作風だからまた違う。※これをノンフィクとは呼べん。西原女史もフィクション部分があるにはあるが・・・。
【無頼派作品】

この人は主義主張が強い。
「自分はギャグマンガ家」と言っているが、とんでもない。
非常にアクが強く、説教くさくなく、でも自然に人を泣かすことができる。
サイバラ作品を読んだあと、何かを感じずにはいられない。
どだ。
モテにはつながらんだろう。
電車の中とかで「今週のサイバラ、ちょ〜カンドーした〜」なんていうモテ子がいるか? 「この本チョ〜面白いよ〜」なんて『できるかな』勧めてくるモテ子がいるか??
もっとも、女史自身が一般ウケする作風でないというのは気付いているのだが・・・。
個人的に、女性教育の教科書として使ってほしいと思うのがコレだ↓
【毎日かあさん】

ある意味で、サイバラの人生観がすべてつまっていると言っても過言でなし。
コレ読むと、家族のあり方とか、男の子育てるのがどれだけ大変かとか(笑)思う。
4作通せば判るが、「生」も「死」も描かれ、「性(と言うと語弊があるか)」もあり、単なる子育て日記に終わらない。それじゃ誰が描いても同じだ。
だからこそ西原理恵子女史の作品は面白い。
『毎日かあさん』は万人にかなりオススメ。
叔母貴に読ませたらかなりハマってた。結婚祝いとか出産祝いにもいいよ。
でもモテ子は読まないだろうな。所帯じみてると思われるのイヤだろうからな。




